犬の心筋症の殆どは拡張型で、加齢に伴い発生率が高まります

同じ心筋症でも、拡張型は心臓壁が薄く、肥大型は心臓壁が肥厚します

 

犬 拡張型心筋症 何歳から

 

犬の心筋症は遺伝性疾患として知られていますが、原因はまだわかっていません。犬の心筋症は拡張型心筋症と肥大型心筋症があります。犬の心筋症というと拡張性心筋症が殆どで、肥大型心筋症はごく稀です。拡張型心筋症になるのはオス犬のほうがメス犬よりも多く、また、加齢に伴い発生率が高まりますが、犬が若齢であっても発生することがあります。

 

 

まれに起こる犬の肥大性心筋症ですが、肥大型心筋症は拡張型心筋症とは異なります。心筋の細胞が大きくなることで心臓の壁が厚くなり、心臓の内腔が狭くなって、心臓が十分な量の血液を送り出せなくなる疾患です。犬の肥大型心筋症はごく希に起こると書きましたが、多くの場合、病気になったことに気づかず犬が突然死をして初めてわかることの方が多いようです。

 

犬が突然死するときってどんなときでしょうか。急なストレスがかかったとき、麻酔をしたときなどが挙げられます。そのような場合、特に大型犬が突然死したときは先ずはこの肥大型心筋症を疑う必要があります。

 

 

犬 拡張型心筋症

犬の拡張型心筋症は成犬になってから起こります。多くの場合は3〜7才くらいのオスの大型犬ですが、重度の拡張型心筋症であれば8〜12ヶ月齢の若齢で発症することもあります。犬の拡張型心筋症は左心室壁の拡張と、それによる心臓の収縮力の低下を特徴とします

 

発病初期は症状が見られない場合が多いので気づきにくいのですが、不整脈による唐突な失神や突然死が起こることもあります。症状としては、元気が無くなる、食欲が落ちる、突発的な咳をするなどが見られます。重症になってくると、うっ血により胸水や腹水が溜まってきます。

 
拡張型心筋症は大型犬で発症数の多い心筋症です
コッカースパニエルを除き、ドーベルマンやグレートデン、ボクサー、アイリッシュウルフハウンドなどは拡張型心筋症が発症しやすい犬種として知られています。
心筋症の問題点は診断と治療の難しさにある
犬の拡張性心筋症は治療の難しさが最大の問題点です。基本的には治る病気ではないので、生涯にわたり薬を飲む必要があります。それは、病気がこれ以上進行しないための予防と、拡張性心筋症による症状を和らげ、犬が苦しまないで生活を送れるようにするためです。
拡張性心筋症になった犬は治療すればどれくらい長生きするの?
拡張型心筋症に限った事ではありませんが、愛犬が病気になると飼い主としては気が気でなりません。どうにかしてでも治って欲しい、元気になって欲しいと願うばかりです。でも、拡張型心筋症に罹ってしまうと、治療を行っても犬の予後は芳しくないのが現実です。

TOP 犬の僧帽弁閉鎖不全症 犬の拡張型心筋症 犬の心臓病薬