心臓を悪くしている犬は太らせてはいけません。肥満は心臓に負担がかかります

犬を太らせない

 

 

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太っているってかどうか知る場合、人だと肥満を診断する方法として、体重を身長の2乗で割って数値を出すBMI(ボディマス指数)と体脂肪率の測定があります。BMIだと、身長が同じであっても筋肉質で60kgの場合と脂肪がたくさんついて60kgの場合の算出数値が同じになるので、肥満の型が皮下脂肪型なのか内蔵型なのかがわかりません。反面、体脂肪率の測定だと、見た目は太くても体脂肪率が15%であったり、華奢に見えているけど実は体脂肪率が30%あるなどと、隠れ肥満であるかどうかがわかります。

 

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さて、犬の場合はどうでしょうか。そもそも、なぜ太らせるといけないと思いますか?太っていると心臓に負担がかかると言いますよね。犬も人と同じです。可愛さ余ってつい欲しがるたびに好きなものを要求されるがまま食べさせたりしていると、犬も体に脂肪をまとってきます。

 

 

「ポッチャリしている方が可愛らしい」と思う飼い主さんも中にはおられますが、そのポッチャリ度合いは人によって違ってきます。周りの犬たちが細身だと、ぽっちゃりした自分の犬だけが浮いてデブに見えますし、逆に、周りの犬たちが同様にぽっちゃりしているか、それ以上に太いと、自分の犬はむしろお痩せさんに見えてくるので要注意です。愛犬のことを思うなら、時には厳しさも必要ですね

 

 

健康体であろうとなかろうと、太っていると犬の体にも良くありません。犬が太っていると、@病気の原因になりますし、A手術をする際の麻酔が効きにくくもあり、覚めにくくもなる。また、B太っていくほど運動するのが嫌になり、C痩せにくくなっていきます。更には、D心臓への負担が大きくなりますし、E厚い皮下脂肪のために触診しづらい、Fレントゲンを撮ったり超音波検査をしても見えにくい、といったデメリットのオンパレードとなってしまいます。病気になった時に適切な治療を受けられないことが一番のネックですね。

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余談として
犬の場合、体型をチェックすることで肥満かどうか太っているかどうかを知ることができます。肋骨や背骨に触れてみて、骨の感触が分かるかどうかです。触れなくても見た目で骨が浮いているのが分かるくらいだと痩せ過ぎで、骨との間に脂肪の層が少しあるくらいが普通と言えるでしょう。

 

太っていると肥満度が高いほど、肋骨や背骨に触っても厚い皮下脂肪に邪魔をされて骨を感じることができません。また、腰のくびれを認めることが出来るかどうかもチャックするポイントの一つです。犬を上部から見てみてください。肥るにつれくびれが無くなっていき、一直線のずん胴になってきます。肥満度が増してくると、今度はずん胴が膨らんできて、人で言う「腹が出た」ビヤ樽状態となります。

 
薬をしっかりと犬に飲ませる
犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療は薬を飲ませることが主となりますが、犬に薬をしっかりと飲ませられるかどうかが重要です。犬の体重によって処方される薬の量が違いますから、薬の飲み残しや飲ませ忘れがないようにしなければなりません。
犬をよく見る・観察する
愛犬といつも一緒にいるのは飼い主であるあなたです。僧帽弁閉鎖不全症の犬に対してあなたができることは難しいことではありません。むしろ「あなたしかできない」ことなのです。
犬を安静にさせる
心臓が悪いということは、心臓の機能が弱っているということです。病気で心臓が弱っているのに興奮させられたりして心臓の拍動数が増えれば、心臓に余計な負担を強いてしまい病状が悪化してしまいます。犬が心臓病であるときは、興奮させないことが大切です。

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